タナランブログ

企画展|青野文昭展―総合的復元

2020.11.10 Tuesday | ギャラリー情報

web用m.jpg

青野文昭展―総合的復元
Aono Fumiaki Solo Exhibition - Comprehensive Restoration

総合的復元

そもそも人や物は単一で存在しているわけではない。
他の人や物やそこには居ない物事、別な時空とさえも様々につながりあっている。
何かを復元しようとする時、たとえちょっとした欠片であったとしても、やはりそういった広がりの中で考えなければならないのかもしれない。と、震災後特に思うようになった。

昨年取り組んだ仕事は、拾った鳥居の欠片からとある神社を復元することだった。
すでに20年近く前にも同じこの鳥居の復元を試みていたのだが、鳥居の復元だけではこの場所の体験、意味合いが浮き上がってこないように思えた(参照・画像2)。そこで昨年、歴史や自然的特徴や伝説や自分の個人的体験・記憶、鳥居以外の収拾物などをも総動員し、大掛かりな「復元」を試みた(参照・画像1)。そうした復元の拡張は「総合的復元」とでも呼べるのではないかと思える。

人が立つ地面の下にはそれぞれの固有な推積があり歴史があり未来の萌芽もそこにある。無数の祖先がいて数えきれないほどの死者とこれから生まれるはずの生命がひしめいている。彼彼女の肉体のみによって自身の存在を形成しているわけではない。背後の「土壌」とそこで育つ生きものや死んでいくもの、過去現在未来、、、どれもこれも切っても切り離せない。人や物が土地を選ぶのではなく、土地が人や物を生み出し、そして育み合う。

本作はあらためて近年の「総合的復元」を踏まえ、自分の暮らす土地から収拾したそれぞれの具体的な欠片の復元を通し、過去と未来を「青人草」のごとく育む。それはここで生きる自分の肖像となり、また、この雑多な列島で生きるモノたちの群像となっていくことを期待している。

青野 文昭


会期:
2020年12月8日(火)〜12月20日(日)月曜休廊  
11:00〜19:30、日曜〜17:00 入場無料

イベント:
㈠ トーク/ 対談・十年を振り返る
  12月12日(土) 17:00〜 19:00
   登壇:青野文昭,関本欣哉(TURNAROUND) 
   定員7名、参加無料、予約制 (info@turn-around.jpまで)

㈡ トーク/ 一年を振り返る 
  12月15日(火) 19:00〜21:00
   登壇:青野文昭 司会:関本欣哉(TURNAROUND)
   定員7名、参加無料、予約制 (info@turn-around.jpまで)

㈢ 上映会/『かげを拾う』 
  小森はるかによる青野文昭の制作ドキュメンタリー
  (制作:小森はるか/日本/2020年/70分)
  2回目終了後に青野文昭、小森はるかによるトークを開催します
  12月19日(土)
   ・1回目 13:00〜 入場料 500円
   ・2回目 15:30〜 入場料1,000円(トーク付)
    各回定員7名、予約制 (info@turn-around.jpまで
  
*㈠,㈢のトークは後日オンライン等で公開予定です
*マスク着用・手指消毒・検温等にご協力をお願いします
*新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から本展内容に変更が生じる場合もございます

会場:
Gallery TURNAROUND 
980-0805 仙台市青葉区大手町6-22 久光ビル1F
仙台市地下鉄東西線「大町西公園駅」西1出口より徒歩5分

略歴:
青野 文昭 Aono Fumiaki

1968年宮城県仙台市生まれ。90年代より「復元」をテーマにかかげ、各地で拾ってきた欠片へ様々なパターンの「なおし」を試みながら、多様な問題を浮かび上がらせようとしている。パブリックコレクションに、宮城県美術館、愛知県美術館、金沢21世紀美術館、リアス・アーク美術館など。2005年、宮城県芸術選奨(彫刻)、2015年、第26回タカシマヤ美術賞受賞。

- 近年の主な個展 -
2014 「Reincarnation:Memories from the Great Tsunami 転生・大   津波の記憶」 アラリオギャラリー(ソウル)、「Time Sharing 隣り合わせの時間 第3期 青野文昭」沖縄コンテンポラリーアートセンター(沖縄)
2015 「パランプセスト―記憶の重ね書き」 gallery αM (東京)
2017 「コンサベーション_ピース ここからむこうへ partA 青野文昭展」 武蔵野市立吉祥寺美術館(東京)
2019 「青野文昭 ものの,ねむり,越路山,こえ」 せんだいメディアテーク(宮城)
2019~20 「青野文昭−その思考の変遷を辿る− 1989〜2019」Gallery TURNAROUND(宮城)
- 近年の主なグループ展 -
2013 「あいちトリエンナーレ2013―揺れる大地―」(愛知)
2016 「いま、被災地から ―岩手・宮城・福島と震災復興−」東京藝術大学美術館(東京)、「Royal Academy of Arts’ Summer Exhibition.2016招待出展」Royal Academy(ロンドン)
2017 「コンニチハ技術トシテノ美術」せんだいメディアテーク(宮城)
2019 「六本木クロッシング2019 つないでみる」森美術館(東京)
2020 「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」 横浜美術館(神奈川)、 「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020」山形芸術工科大学(山形)

作家Web|http://www1.odn.ne.jp/aono-fumiaki/




小森はるか Komori Haruka
1989年生まれ。映像作家。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。映画美学校修了。主な作品に『息の跡』(2016年)、『空に聞く』(2018年)などがある。



フライヤー(B4二つ折り)
青野文昭展202012-1.jpg
青野文昭2

主催:TURNAROUND
助成:公益財団法人仙台市市民文化事業団

企画展|伏見恵理子 個展「もやのかたち」

2020.11.09 Monday | ギャラリー情報

fushimi_flyer2m.jpg

伏見恵理子 個展 「もやのかたち」 

1987年埼玉県生まれ、宮城県在住の伏見恵理子による個展です。
伏見は、素材間の移動の中で生まれるものに関心を持ち、絵の制作を続けています。
紙に描いた絵のにじみやかすれを、画布に拡大して描く。異なるものの間の移動においてその二つが似ながらもずれていく中で、もやのような、つかめないかたちの中にある未知の風景を探ります。
本展では、新作と近作のアクリル画を約12点展示します。


会期 | 2020.11.17(火)-11.29(日) ※月曜日休廊 入場無料
時間 | 11:00-19:30 ※日曜日17:00まで

会場 | Gallery TURNAROUND
 980-0805 仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1階
 仙台市営地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩5分
 http://turn-around.jp/
 info@turn-around.jp

略歴 |
伏見恵理子 FUSHIMI Eriko
ウェブサイト http://243news.blogspot.jp/
1987年 埼玉県生まれ
2014年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了
宮城県在住

おもな個展
2020年 仙台の1TO2BLDG.カフェムギ内での展示(2月から現在まで)、宮城
    *TURNAROUNDから1TO2BLDG.まで徒歩7分です
2014年 「文字の風景」、数寄和、東京

おもなグループ展
2018年 「8月の夢 福田絵理/伏見恵理子 2人展」アトリエどろっぷ、埼玉
    「木曽ペインティングス vol.2けものみち」、藪原宿 大つたや、長野
2016年 「CINCIN!」数寄和、東京
    「ワンダーシード2016」、トーキョーワンダーサイト渋谷、 東京
2015年 「シェル美術賞アーティストセレクション(SAS)2015」、 国立新美術館、東京
    「第5回新鋭作家展二次審査作品公開」 川口市立アートギャラリー・アトリア、埼玉
    「若手作家小品展」、数寄和、東京
     New Creators Competition 2015入賞展覧会企画「かつてとの遭遇」、 静岡市クリエーター支援センター、静岡
2014年 「シブカル杯」渋谷パルコ パルコミュージアム、東京
    「富士山アーティスト・イン・レジデンス作品展」、富士芸術村、 静岡 
    「トーキョーワンダーウォール公募2014入選作品展」、 東京都現代美術館、東京
2013年 「シェル美術賞展2013」、国立新美術館、東京
    「トーキョーワンダーウォール公募2013入選作品展」、 東京都現代美術館、東京
    「ワンダーシード2013」、トーキョーワンダーサイト本郷、 東京

入選、受賞
2018年 「第9回はるひ絵画トリエンナーレ」佳作、愛知
2016年 「ワンダーシード2016」入選、 トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
2015年 第30回ホルベイン・スカラシップ奨学生
2015年 「第5回新鋭作家展」入選、川口市立アートギャラリー・ アトリア、埼玉
2014年 「CCC展覧会企画公募New Creators Competition 2015」入賞「かつてとの遭遇」 (企画者:椋本真理子)、静岡市クリエーター支援センター、静岡
2014年 「トーキョーワンダーウォール公募2014」入選、 東京都現代美術館、東京
2013年 「シェル美術賞2013」入選、国立新美術館、東京
2013年 「トーキョーワンダーウォール公募2013」入選、 東京都現代美術館、東京
2013年 「ワンダーシード2013」入選、 トーキョーワンダーサイト本郷、東京
2013年 80周年記念 武蔵野美術大学大学院修士課程奨励奨学金 奨学生



フライヤー(A5カード)
伏見展1

伏見展2

主催/TURNAROUND 助成/(公財)仙台市市民文化事業団

岩間 智紀 個展「Signalscape」

2020.11.08 Sunday | ギャラリー情報

岩間 智紀 個展「Signalscape」

岩間 智紀 個展「Signalscape」


脳髄の奥に音もなく広がる信号の海は、心象の原風景のようにも思えた。
*
本展示は、人間が光に触れる機械仕掛けの過程を辿る中で見えてきた、
光と人間の境界、分子や電子の生体信号がうごめく
物質的な内的世界のイメージに形を与える試みから生まれました。
光が分解され、その小片がつくる新しい風景。
内的世界のイメージに形を与えて生まれた空間が、
風景と人間そのものへの新しい眼差しをもたらすものになればと思います。



会期
2020年11月10日(火)−11月15日(日)
11:00-19:30、日曜-16:00迄

会場
Gallery TURNAROUND
仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1階
地下鉄東西線大町西公園駅より徒歩5分

【プロフィール】
岩間 智紀 Tomoki Iwama
1993年宮城県生まれ
東北大学 化学・バイオ工学科卒
東北大学大学院 環境科学研究科 先端環境創成学専攻 博士後期課程に在学中
分析化学の分野で脳機能イメージング(可視化)デバイスの研究を行う。



岩間 智紀 個展「Signalscape」
岩間 智紀 個展「Signalscape」2


*新型コロナウイルス感染症対策の為、混雑時は入場制限あり。
マスク着用、手指消毒など予防対策にご協力をお願いします。

THE6 GALLERY PROJECT - 12 高橋健太郎

2020.11.07 Saturday | お知らせ

THE6 GALLERY PROJECT

2018年10月、春日町のシェアオフィス「THE6」と共同企画がスタートしました。
THE6の壁面を活用し、TURNAROUNDが仙台・宮城を中心としたアーティストの作品をディレクション、展示いたします。THE6の営業時間中はどなたでもご覧いただけますので、皆様是非足をお運びください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策実施中です。ご協力宜しくお願い致します。詳細はこちら

[展示作品についてのお問合せ]
  Gallery TURNAROUND
  info*turn-around.jp(*を@に)
  022-398-6413 
  担当:関本、安部(月休)



THE6 GALLERY PROJECT
PROJECT - 12
盒供〃鯊析


盒況鯊析6

〇PROJECT - 12  artist:盒況鯊析
 展示期間:2020年11月18日〜2021年1月29日迄
 平日のみ・土日祝及び12/26〜1/3はお休みです

〇会場:THE6
  980-0821 仙台市青葉区春日町 9-15 THE 6 3F
  平日9:00〜18:00 (土日祝日及び12/26-1/3はお休み)
   http://the6.jp/
   https://www.facebook.com/the6.jp/
  *作品の撮影は会場の指示に従ってください
  *作品のお問合せはターンアラウンドまで
  

〇作家プロフィール
盒供〃鯊析此覆燭はし・けんたろう)
1978 宮城県石巻市生まれ
2001 東北生活文化大学生活美術学科卒業
秋保町にアトリエを構え、主に木や鉄を用いて有機的かつ柔らかな形態と、無機的で直線的な造形を対置させたインスタレーションや彫刻を制作

2002 「ニュー・アート・コンペティションof Miyagi」(せんだいメディアテーク、仙台市)
「日韓現代美術交流展インせんだい」(せんだいメディアテーク、仙台市)
「何時か誰かが決めたこと」(カフェモーツアルト、仙台市)
2003 「その場から」(BKギャラリー、仙台市)
「TANABATA.org Art Project」(仙台市)
「ロジアート展」(サンモール一番町他、仙台市)
「ワッツ・アート・ギャラリー小品展」(ワッツ・アート・ギャラリー、仙台市)
2004 「Art Week of URATO」(寒風沢島、宮城県塩竈市)
「その場から」(BKギャラリー、仙台市)
2005 「内在する意志」(ワッツ・アート・ギャラリー、仙台市)
「風が水をはこぶ」(BKギャラリー、仙台市)
「ニュー・アート・コンペティション of Miyagi」(せんだいメディアテーク、仙台市)
2006 「N.E.blood21 vol.21高橋健太郎展」(リアス・アーク美術館、宮城県気仙沼市)
「街かど美術館アート@つちざわ」(東和町土沢商店街他、岩手県花巻市)
「美術計画2006」(宮城県岩沼市)
2007 「アサヒ・アート・フェスティバル GOTEN GOTEN アート湯治祭」(東鳴子温泉 他、宮城県大崎市)
「仙台アート場所」(一番町周辺・せんだいメディアテーク、仙台市)
「N.E.blood 21・奥の若手道展」(リアス・アーク美術館、宮城県気仙沼市)
「みやぎ秀作美術展」(せんだいメディアテーク、仙台市/緒絶の館、宮城県大崎市)
2008 「素材と道具から表現へ」(リアス・アーク美術館、気仙沼市)
「リアス・アース美術館コレクション展」(リアス・アーク美術館、気仙沼市)
「-水と土-」(PICNICA、仙台市)
「浮遊する場所-」(ART Room エノマ、仙台市)
「白いモノたち…」(オープンギャラリーくろすろーど、仙台市)
2009 「アートフェスティバルin仁田谷地」(仙台市)
「宮城県芸術選奨新人賞受賞(2008年度)」(せんだいメディアテーク、仙台市)
「みやぎ芸術銀河美術展」(東京エレクトロンホール宮城、仙台市)
2010 「センダイモリオカアート・プレ展」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
「高橋健太郎小品展」(書本&cafe magellan、仙台市)
「-浮遊する場所-」(湯本美術展示室、岩手県花巻市)
「-装置への思考-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
2011 「センダイモリオカアート展」(宮城県美術館県民ギャラリー、仙台市)
2012 「-浮遊する場所-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
2013 「分水嶺」(ギャラリーターンアラウンド、仙台市)
「-浮遊する場所-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
「-装置への思考-」(湯本美術展示室、岩手県花巻市)
2014 「-地下茎-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
2015 「-装置への思考-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
2016 「材を開く -内在する意思-」(宮城県美術館 創作室1、創作室外部テラス、仙台市)
「装置への思考 -鉄の器・木の舟-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)
2020 「-出口-」(仙台アーティストランプレイス、仙台市)

作家web http://cdlab.holy.jp/takahashi-kentaro/index.html



DM
post_YY 6gallery-12 高橋健太郎様1.jpg
post_YY 6gallery-12 高橋健太郎様2.jpg

尾勝健太個展「ぼやけたもの」

2020.11.07 Saturday | ギャラリー情報

尾勝健太2

尾勝健太個展「ぼやけたもの」

“ぼやけたもの”をテーマにした作品を展示いたします。
ぜひご高覧ください。

会期:
 2020年12月1日(火)〜6日(日)
 11:00〜19:30、最終日〜15:00迄

会場:
 Gallery TURNAROUND
 仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1階
 市営地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩5分


プロフィール:
尾勝健太(おかつ・けんた) 
1991年生まれ
宮城県北にて活動中


尾勝健太1
尾勝健太2