DISPLACEMENT|笹原晃平 (関連トークあり)
2024.07.17 Wednesday | ギャラリー情報 > Gallery TURNAROUND
DISPLACEMENT|笹原晃平
日時
2024年7月23日火曜〜27日土曜
11:00-19:30 ※最終日のみ17:00まで
会場
Gallery TURNAROUND
仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1階
電車/地下鉄東西線大町西公園駅より徒歩5分
URL http://turn-around.jp/
Instagram https://www.instagram.com/galleryturnaround/
◎一部作品をオンラインストアに掲載しております(期間限定)
https://shop.turn-around.jp/
展覧会概要
大阪を拠点に活動するアーティスト笹原晃平は、せんだいメディアテークが展開する、せんだい・アート・ノード・プロジェクト(通称アートノード)とともに、《 社会実践ポストポン 》を2023年より実施してきました。貨幣を介さない交換経済の実践および、地域振興に取り組む同企画は、既存のアート領域に収まらない壮大な視座のもと、福祉、経済、法務、税務、文化人類学などの各専門家による伴走や助言とともに、現実化への過程を公開しながら進行する、アートプロジェクトとなっております。
本展は、昨年度に行われた「お会計先送りワーキンググループ 」(2024年2月, even/仙台フォーラス)および、期間中に同時並行で実施されている「ご精算先送りワーキンググループ」を通じて得られる現在進行形の成果を展示します。
そしてDISPLACEMENT(移動、交換、転移、置換)のタイトルが示す通り、これまでも様々な物質や出来事の移動や交換を軸に制作を継続してきた笹原の、過去作もあわせて空間構成することにより、《社会実践ポストポン》をさらに多角的に見つめ、今後の展開に向けて検討する機会となります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
作家紹介
笹原晃平(ささはら・こうへい)
1984年東京都出身。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科卒業。周辺環境への取材とその場の関係性の構築から出発し、インスタレーション作品を発表するアーティスト。表現メディアに固執せず、様々な方法論で制作を行う一方、一貫して「人間の生活」を探求することにより、美術のみならず人類学や建築学などの総合的な分野への接続を試みている。2007年《Home and Away》により第3回川俣正賞を受賞。2008年シティースケーパーズ・グラントを、2012年野村財団芸術文化助成を受給。2016 年京都芸術センターのキュレータードラフトに選出。2022年アーツサポート関西の上町台地現代アート創造支援寄金助成、おおさか創造千島財団の創造的場づくり助成を受給。2019 年《Sunny》がFRAC Grand Large-Hauts-de-France のパブリックコレクションとなる。国内外でのプロジェクト多数。
https://arahasas.com
主催 ターンアラウンド
協力 せんだいメディアテーク 公益財団法人仙台市市民文化事業団
DM image :
《対縁》, ©︎ Kohei Sasahara, 2022, exhibition “Alternative Roman”, Sakaguchirou, Osaka, photo by MakeEndsMeet
関連トーク
◎7月25日(木)15:00-16:00
笹原晃平 + 若林緑(東北大学大学院経済学研究科教授)
2024年7月22日(月)〜27日(土)に実施される「ご精算先送りワーキンググループ」にあわせて、笹原晃平が、東北大学大学院経済学研究科の若林緑教授とトークを行います。
笹原が実証実験中のアートプロジェクト《社会実践 ポストポン》について経済学的な視点から、どのような見方ができ、どんな可能性を秘めているのか、その輪郭を明らかにしていくための機会とします。
◎7月26日(金)18:00-19:30
笹原晃平 + 山本浩貴(文化研究者、アーティスト、実践女子大学文学部美学美術史学科准教授)
2024年7月22日(月)〜27日(土)に実施される「ご精算先送りワーキンググループ」にあわせて、笹原晃平が、文化研究者・アーティストの山本浩貴(実践女子大学文学部美学美術史学科准教授)とトークを行います。
笹原が実証実験中のアートプロジェクト《社会実践 ポストポン》について、笹原のこれまでの制作を踏まながら、どのようなアートの文脈に位置付けられるのか考えを深めます。あわせて、プロジェクトをさらに進めていくにあたり、どのようなことが考えらるのか、その可能性を探ります。
会場:Gallery TURNAROUND
予約:不要 (定員の際は制限させていただく場合もございます)
主催:せんだい・アート・ノード・プロジェクト(せんだいメディアテーク)
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