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本を、つくってみた -アーティストブックの制作と展示-

2017.12.08 Friday | ギャラリー情報

【最終日トークイベントのご案内】
―アーティストブックのためのブックをつくる―

「本の展覧会のカタログとはどのようなものがあり得るか」という問いについて、
本展のカタログ『本を、考えてみた』をつくったデザイナーと製本家のふたりが、
実際の制作プロセスの解説やその他の仕事の事例を交えてお話します。

出演:
小池 俊起(グラフィックデザイナー)、菊地 充洋(analog)
司会:
瀬尾 夏美

日時:2017.12.17(日)14:30〜16:00
場所:Gallery TURNAROUND
入場料:500円
予約優先です。ご予約は下記アドレスまで。
info*turn-around.jp(*を@に)

最終日トークチラシ.jpg



広報用画像 あべ.jpg

本を、つくってみた −アーティストブックの制作と展示−
ARTISTS’ BOOK EXHIBITION SENDAI⇄TOKYO

Chapter 5|Gallery TURNAROUND


本展は、仙台・東京で活動する作家総勢22名が参加し、11月初旬から来年1月まで、仙台と東京の6ヶ所の会場で異なる編成で行われるリレー形式のグループ展です。参加する作家は普段、それぞれ様々な表現方法で作品を制作していますが、今回は各々が考える”アーティストブック”を制作、発表します。図録や作品集とも違う、作家が考える“本”とはどのようなものになるのか。仙台会場では初日夜に美術家・丸山常生によるパフォーマンスや、建築批評家・五十嵐太郎氏、美術家・OJUN氏によるディスカッションも行います。

 
ステートメント|「本を、つくってみた」

2014年、仙台のギャラリーターンアラウンドで私たちは『きたかぜとたいよう』というグループ展を開いた。今展の作家でもある今村仁氏がギャラリストの関本欣哉氏に打診し私たちに呼びかけ開いた展覧会だった。会期中、作家で次の展示について話していた時にふとアーティストブックの構想を得た。このギャラリーはカフェと併設されていて、片側の壁は書棚になっていてたくさんの本が並んでいた。その大半は美術書と文学書で、人の蔵書であったり、関本氏のものだそうだ。カフェの席で何んとなしに本の背を見ながら話していたからかもしれない。しかし、「アーティストブック」という言葉を聞いたことはあっても私たちの中で誰もそれを作った者がいなかった。作品集とはどうも違うようだ…絵本はどうなのか?ドローイングファイルは…?そもそもそれは「作品」なのか?そうでないのか?では、それをやってみようということになった。この時のグループ展は6人だった。本に興味があるといっても、読書することと本そのもの造りや形に関心がある者とでは興味の向かうところが違う。それからめいめいが人を誘い、また伝え聞いて集まった参加者はいつの間にか22人になった。学生、画家、版画家、彫刻家、写真家、パフォーマー、プリンター、製本家など様々な美術家と職種の者が参加するのだがおそらく、本の捉え方や考え方も様々だろう。本にしたってその来歴は、書(描)かれたもの、刷られたもの、訳されたもの、造られたもの、写されたもの、焼かれたもの、等々様々だ。それに臨む私たちの共通点は、「本」になにがしか興味を覚える、だから「本」をつくる、の2点だ。
今展は、東京、仙台のギャラリー等各所で順次リレー式に開かれる。スタートは美術書の専門書店ナディッフだ。また今展に用意したカタログにも「本」への私たちの問と試みが各頁に挟み込まれている。併せて楽しんでいただけたら幸いである。展覧会のタイトルは、今展の初日を迎えるその日までの私たちの「本」を巡る顛末と始末を想定して付けた。
 
O JUN



Chapter 5|Gallery TURNAROUND会場

■ 参加作家 10名|
板津 悟、今村 仁、O JUN、大久保あり、大嶋貴明、
大槻英世、木村俊幸、櫻胃園子、中野浩二、水戸部七絵
*初日パフォーマンス:丸山常生

■ 会期|
2017年11月28日(火)— 12月17日(日)
OPEN 11:00−20:00(日曜 −18:00/最終日 −17:00)月曜休廊

■ イベント情報|
2017年11月28日(火)
 丸山常生パフォーマンス:「トランジション」シリーズより
 時間:18:45-19:15
 出演:丸山常生(美術家・パフォーマンスアーティスト)

 仙台藝術舎/creek 五十嵐太郎 公開講座
 「紙でしかできない、本づくりを設計する〜『s-meme』の試みを中心に」

 満員御礼・締め切りました
 時間:19:30-21:00
 出演:五十嵐太郎(建築批評家、東北大学大学院教授)、O JUN(美術家)
 入場料:500円
 予約制:定員になりました。ありがとうございます。

*イベント前、18:00−18:45 オープニングレセプション開催


■ 所在地|
Gallery TURNAROUND
〒980-0805 宮城県仙台市青葉区大手町6-22 久光ビル1階
tel: 022-398-6413 email: info@turn-around.jp
http://turn-around.jp/

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「本を、つくってみた −アーティストブックの制作と展示−」
ARTISTS’ BOOK EXHIBITION SENDAI⇄TOKYO

◆ 全体出展作家(22名)
青木可奈、青野文昭、板津悟、伊部年彦、今村仁、岩熊力也、O JUN、大久保あり、
大嶋貴明、大槻英世、川窪花野、貴志絵里、木村俊幸、櫻胃園子、新津保建秀、
瀬尾夏美、中野浩二、夏目ふみ、丸山常生、三井田盛一郎、水戸部七絵、山本修路

◆ 全体会期
2017年11月3日(金・祝)— 2018年1月21日(日)

◆ 会場
・Chapter 1|NADiff a/p/a/r/t
 2017年11月3日(金・祝)— 11月26日(日)
・Chapter 2|void+
 2017年11月7日(火)— 11月25日(土)
・Chapter 3|switch point
 2017年11月16日(木)— 12月2日(土)
・Chapter 4|HIGURE 17-15 cas
 2017年11月18日(土)— 12月10日(日) 
・Chapter 5|Gallery TURNAROUND
 2017年11月28日(火)— 12月17日(日)
・Chapter 6|LOOP HOLE
 2017年12月2日(土)— 12月23日(土)
 2018年1月11日(木)— 1月21日(日)

主催:「本を、つくってみた -アーティストブックの制作と展示-」実行委員会
助成:公益財団法人野村財団、公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人仙台市市民文化事業団

〇公式サイト
 http://artistsbookexhibition.com/
 デザイン:田中良治(Semitransparent Design)
〇公式Facebook
 https://www.facebook.com/Artistbook2017/
〇公式Twitter
 @artisits_book
〇問合せ
 『本を、つくってみた −アーティストブックの制作と展示−』実行委員会
 email: artistsbookexhibition*gmail.com(*を@に)


本展の開催にあわせた図録が刊行されます
◆図録概要

タイトル『本を、考えてみた』
発 行:『本を、つくってみた −アーティストブックの制作と展示−』実行委員会
発売日:2017年11月3日
価 格:2,500円(税込)(予価)
寄 稿:五十嵐太郎氏(建築批評家/東北大学大学院教授)
    神山亮子氏(府中市美術館学芸員)
サイズ:A5変形(予定)
頁 数:160ページ(予定)
デザイン:小池俊起
印 刷:analog

◆ ショップ情報
展示会場以外で、本展カタログ・関連書籍等の販売を行うショップ情報です。
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1)カネイリミュージアムショップ6(11月中旬以降取扱い予定)
〒980-0821
宮城県青葉区春日町2-1 せんだいメディアテーク1F
tel: 022-714-3033
http://www.kaneiri.co.jp/store/museum-shop6.html
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2)府中市美術館ミュージアムショップ/府中市美術館美術図書室
(12月初旬頃〜取扱い予定)
〒183-0001
東京都府中市浅間町1-3
tel: 042-336-3371(代表)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/shop.html
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3)analog(11月中旬以降取扱い予定)
〒984-0011
宮城県仙台市若林区六丁の目西町2-26
tel: 022-290-9655
email: info@analogpress.net
http://www.analogpress.net/contact

TURNAROUND会場 参加作家プロフィール|
板津 悟 Satoru Itazu
1958年岐阜生まれ。1983年オレゴン大学芸術学部卒業。1984年タマリンド・リトグラフ・インスティチュート修了。1987年板津石版画工房(Itazu Litho-Grafik)設立。現在東京藝術大学非常勤講師。近年の主な展覧会に「Hikarie contemporary Art Eye vol.5 版画表現の豊かな魅力」(Hikarie Cube、東京、2017)、「蜜柑山スケッチブック」(Sea Saw gallery、愛知、2017)、「版画工房の仕事—Footprints」(カスヤの森現代美術館、神奈川、2016)、「イタヅクシ」(Sea Saw gallery、愛知、2014)など。

今村 仁 Jin Imamura
1971年東京生まれ。1993年東京芸術専門学校研究科卒業。1997年Bゼミ Schooling System修了。主な展覧会に「木曽ペインティングス」(わんぱく村内、長野、2017)、「ループホール10周年記念展」(LOOP HOLE、東京、2015)、「きたかぜとたいよう展」(Gallery TURNAROUND、宮城、2014)、個展(Gallery TURNAROUND、宮城、2011/2014)、「今年描いた絵」(ギャラリーかれん、東京、2011)、個展(ギャラリー ニモード、東京、2009)、個展(熊谷守一美術館内 ギャラリー榧、東京、2006)、「斎藤義重と教育展」(朋優学園、東京、2002)、「灰塚アースワークプロジェクト/パフォーマンス」(広島、1996)など。

O JUN
画家。1956年東京生まれ。油彩、水彩、言葉など様々な画材、素材を使い、私たちのイメージと視覚の関係を探りながら作品を制作している。国内外において個展、グループ展など多数。

大久保あり Ari Ookubo
1974年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業後、2001年ロンドン芸術大学チェルシーカレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン修士課程修了。近年の主な個展に「十和田奥入瀬プロジェクト まちなか美術館『東の熊、青い森の幽霊』」(旧エースカメラ店舗、青森、2017)、「BLACK CIRCLE is NOTHINGNESS」(ガレリア・フィナルテ、愛知、2016)、「クリテリオム90 大久保あり『美術館の幽霊』」(水戸芸術館、2015)など。グループ展に「引込線2017」(所沢市旧給食センター、埼玉、2017)、「MERZ」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2017)、「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」(金沢21世紀美術館、2015)など。

大嶋貴明 Takaaki Oshima
1955年仙台生まれ。1975年頃から仙台を中心に美術活動。1995年より宮城県美術館教育普及部学芸員。近年の主な展覧会に「大嶋貴明個展 ヒカリニハについて」(SARP 仙台アーティストランプレイス、2016)、「大嶋貴明個展 −絵画の身体へ−」(Gallery TURNAROUND、宮城、2015)など。複数の絵画空間はインスタレーションの中でシークエンスをなす。その連続は、一つの作品を、場合によっては複数の作品の重層の可能性に開いていく。このとき、展示空間の一望性がそれを保持する。対極なのは、線形に現われる連なりでもあり、不連続で脈絡が不明でもありえる頁の連なりである。そして、複数の書本の頁をシャッフルして展開した時、脈絡が断ち切られ変化する分岐点が否応も無く連続する。それは、予測可能で読み取り可能な単コードの世界とは、決定的に違う世界が読むことの不可能とともにあることだろうか。目的地と時間が決定されていない場合、道に迷うことは無い。

大槻英世 Hideyo Ohtsuki
1975年宮城生まれ。1998年東京造形大学造形学部美術学科卒業。主な展覧会に「Horizens」(児玉画廊、白金、2016)、「冬の絵〜Frozen Transience」(Gallery TURNAROUND、宮城、2015)、「4 painters 4 paintings」(東京造形大学mime、2015)、「Alterspace—変化する、仮設のアートスペース」(アサヒアートスクエア、東京、2014)、「大槻英世展」(See Saw gallery、愛知、2014)、「仮止め、ディプティック、その他」(HARMAS GALLERY、東京、2014)、「ダイチュウショー 最近の抽象」(府中市美術館市民ギャラリー/LOOP HOLE、東京、2013)など。

木村俊幸 Toshiyuki Kimura
1969年埼玉生まれ。1997年VFX studio LOOP HOLE 設立、2006年ギャラリーを併設。コンセプトデザイナー、マットペインター、VFX監督、VES会員、LOOP HOLE主催、美術家。「岡本太郎大賞展」入選(氷川幼稚園、1998/岡本太郎美術館、2002)、「GA.ニメ『現代畸聞録怪異物語』(演出/作画)」が第10回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品認定(2006)。主な展覧会に「ミーティング・ポイント2016」(府中市美術館市民ギャラリー、2016)、「コンセプトアーティスト&マットペインターの仕事展 −映像制作 Then and Now−」(ターナーギャラリー、東京、2016)、「きたかぜとたいよう」(Gallery TURNAROUND、宮城、2014)など。

櫻胃園子 Sonoko Sakurai
1993年仙台生まれ。「第39回写真新世紀」優秀賞受賞(2016)、「アクリルガッシュ ビエンナーレ 2016」入選(2016)。主な展覧会に「淵の探偵」(Gallery TURNAROUND、宮城、2017)、「ドローイング展 百科」(ビルドスペース、宮城、2016)、「写真展 生人旅行」(TURNAROUND、宮城、2016)、「写真新世紀 東京展2016」(東京都写真美術館、2016)、「関係の脱衣所」(新宿眼科画廊、東京/Gallery TURNAROUND、宮城、2015)など。

中野浩二 Koji Nakano
1977年岩手生まれ。2000年東京造形大学造形学部美術学科美術粁狢感函主な個展に「Quick」(XYZ collective、東京、2017)、「こねてまるめてまぶしてのせて 中野浩二の世界展」(パークホテル東京、2015)、「少年大統領」(日本大学藝術学部、東京、2014)、「ワレァ デンデェ」(roid works gallery、東京、2013)、「NAKANO KOJI SCULPTURE」(gallery FuTaBa/roid works gallery、東京、2011)、「現れた骨格」(ギャラリーKINGYO、東京、2010)など。ほかグループ展多数。

水戸部七絵 Nanae Mitobe
神奈川県生まれ。2011年名古屋造形芸術大学造形学部洋画コース修了。近年の主な展覧会に「千一億光年トンネル」(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、東京、2017)、「アブラカダブラ絵画展」(市原湖畔美術館、2017)「水戸部七絵 展」(gallery21yo-j、東京、2016)、「APMoA Project, ARCH vol. 18『DEPTH—Dynamite Pigment』」(愛知県美術館、2016)、「赤のコルパー」(TIME & STYLE MIDTOWN、東京、2015)「ABRAHAM」(LOOP HOLE、東京、2014)、「砂漠のスケッチ」(Black Rock City内テント、アメリカ、2014)など。

*パフォーマンス
丸山常生 Tokio Maruyama
美術家・パフォーマンスアーティスト。1979年より造形的空間と身体的行為を統合した「インスタラクション」と称するアートワークを世界各地で続ける。近年の主な展覧会に「第6回都美セレクショングループ展 精神の北へ—かすかな共振をとらえて」(東京都美術館、2017)、「The International Art Biennale “Fresh Winds”」(Gurdur、アイスランド、2016)、「X-Border Art Biennial 2013」(Arktikm、フィンランド、2013)、「発信//板橋//2013 ギャップ・ダイナミクス」(板橋区立美術館、2013)など。