kyoso miwako『Her interior life』
2022.10.25 Tuesday | ギャラリー情報 > even/TURN ANOTHER ROUND

KYOSO MIWAKO EXHIBITION
Her interior life
■会期:2022年10月22日(土)〜11月17日(木)
※会期延長しています
■時間:10時〜20時
■会場:even (仙台フォーラス7F/上りエスカレーター正面)
この度evenでは、仙台市出身のkyoso miwakoによる展覧会を開催します。
作家は、大学卒業後、パリ、NY、ドイツで語学や版画、映像制作等を学び、帰国後は地元仙台を拠点に、日常の機微を映像や文章、平面などの媒体で演劇的・詩的にとらえながら、普段見過ごされがちな事象への気づきや揺らぎを浮かび上がらせようと、制作を続けています。
Instagram: @ooiao28
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『Her interior life』 kyoso miwako
「interior」とは、「内的な」「内側の」「隠された」という「内面」を意味する単語であり、それが転じて「室内装飾品(インテリア)」という意味を表す。
本展のタイトル『Her interior life』は、日本語で「彼女の隠された生活」という意味である。
「食」という陶酔と幻想の最中(さなか)の行為から垣間見える、とある現象。
それは、武田泰淳の『もの喰う女』に登場する捉えどころのない喰えない女であったり、萩原朔太郎の『閑雅な食慾』の白昼夢のような幻の儀式、谷崎潤一郎の『鍵』の最後の死する間際の食卓の風景を想起させたりもする。
いずれも、「食」は陶酔と幻想の最中(さなか)の行為であり、そこに生きる女性はどれも怠惰で甘美な佇まいを纏っている。
これは秘密裡に行われる生活の光景でもあり、彼女の棲息する室内装飾品でもある。
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