企画展|瀬尾夏美個展 風景から歌
2019.01.16 Wednesday | ギャラリー情報
<瀬尾夏美|「風景から歌」2017 ©Eric Chung>
瀬尾夏美個展
風景から歌
1988年東京都生まれ、仙台市在住の瀬尾夏美による個展。
本展は、震災後、岩手県陸前高田市に拠点を置いたアーティストが、まちで聞いた言葉やそこで営まれる暮らしのあり様から編んだ三つの物語『二重のまち』『飛来の眼には』『みぎわの箱庭』を、絵画、ドローイング、テキストで構成する展覧会です。
当ギャラリーから徒歩8分の東北リサーチとアートセンター(TRAC)では、同作家のテキストのみで構成する個展『あわいゆくころ』を同時開催(2019年1月11日〜2月11日の金土日のみ)。また、2月2、3日にはせんだいメディアテークにて、映像作家の小森はるかと共同制作してきた映像作品と新作『二重のまち/交代地のうたを編む』の上映会やトークイベントも開催されるほか、2/1には瀬尾夏美初の単著『あわいゆくころ』が晶文社より発売されます。
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主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND、
公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市/2018年度仙台市文化プログラム
|会 期|
2019年1月29日(火)-2月10日(日)
11:00-19:30 *日曜は17:00まで *月曜休廊
|会 場|
Gallery TURNAROUND (タナラン)
仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
地下鉄東西線・大町西公園駅より徒歩5分
|イベント|
1月29日(火)オープニングイベント
18:30-オープニングパーティ
19:00-トークイベント
登壇者:清水建人(せんだいメディアテーク学芸員)、
瀬尾夏美、関本欣哉(TURNAROUND)
参加費500円、定員約25名、予約優先
*ご予約は、info@turn-around.jpまで
◎1/29トークイベントの際、2/1発売の書籍『あわいゆくころ』を会場にて先行発売いたします。
|展覧会dm|
|作家略歴|
瀬尾夏美(せお・なつみ)
1988年、東京都生まれ。宮城県在住。
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業、同大学院修士課程絵画専攻修了。
土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。
2012年より、映像作家の小森はるかとともに岩手県陸前高田市に拠点を移し、地元写真館で働きながら、対話の場づくりや作品制作を行う。
2015年仙台市で、土地との協働を通した記録活動を行う一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。
主な展覧会に「クリテリオム91」(水戸芸術館、 茨城、2015年)、ヨコハマトリエンナーレ2017(横浜美術館・赤レンガ倉庫、神奈川、2017年)など。主な著作に「花の寝床/3つの視点」(『ミルフィユ05』所収、赤々舎、2013年)。
現在は小森とのユニットで、巡回展「波のした、土のうえ」「遠い火|山の終戦」を全国各地で開催している。
http://komori-seo.main.jp/
|同時開催|
「瀬尾夏美テキスト展 あわいゆくころ」
会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F(タナラン〜徒歩約8分)
会期:2019年1月11日(金)-2月11日(月・祝)
開室時間:金土日の13:30-20:00 *2月2日、3日のみ10:00より開室
https://artnode.smt.jp/project/trac
|書籍情報|
瀬尾夏美著 『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』
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震災後、陸前高田で作品をつくってきた著者が、被災から新しいまちの始まりまでの約7年間を「あわいの日々」と捉えて、当時生まれた感情や思想、風景、出会った言葉などを拾い直しながら編んだ初の単著。
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販売価格:2,000円(外税)
発売日:2019年2月1日
出版:晶文社
装丁:小池俊起
編集:櫻井拓
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