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企画展|宏美 門眞妙 二人展「swimming」

2020.06.12 Friday | ギャラリー情報

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本展内容に変更が生じる場合もございます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
宮城県の方針:「6/1〜6/18までは北海道、千葉、埼玉、東京、神奈川への移動は慎重に対応するように」とのことですので、ご無理のないように、ご協力をお願いします。
6/13土曜のトークはツイキャスで配信いたします。下記ご覧ください。トーク中は展示がご覧いただけなくなりますが、ご了承願います。


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企画展|宏美 門眞妙 二人展 「swimming」

この度、地方を生活と制作の拠点としながらキャラクターを用いた絵画表現を続ける女性作家二名による展覧会を開催します。
岡山県出身・在住の宏美は倉敷芸術科学大学を卒業した2014年にカオス*ラウンジが主催する新芸術校の前身ポストスーパーフラット・アートスクールに参加。以降東京と岡山を往復しながら双方の地での展示を積極的に重ねてゆきます。
宮城県仙台市出身・在住の門眞妙は東京藝術大学を卒業後、主に東京での展示を重ねたのち、2015年に地元仙台へと拠点を移します。東京での展示も続けながら、塩竈市杉村惇美術館での自主企画展を始め仙台とその周辺地域での展示も手探りで行ってゆきます。

門眞の作品は、キャラクターとその背後にある風景が寸でのところで交わるか交わらないかという緊張感を保っています。それはキャラクター自身が独立した人間であることを補強し、雄弁な(人格を帯び始めたかのような)背景描写も相俟って観る者をキャンバスの内へと引き込んでゆきます。
一方、宏美の作品は描かれているものが解け込みあい―単純に素材としてカットしレイヤーを重ね構成する、ということに留まることなく―キャラへも動物へも植物へも建物へも、等しくそして強く愛情が注がれ、制作者のまなざしがキャンバスの外へと広がってゆきます。

同ジャンルと一括りにしても微細な差異を読み取ることができる二人の共通点は、「キャラクター」という存在への「慈しみの視点」。そして生活する土地や、場所から場所への移動時に体感するスケールを画面に落し込みながら、「キャラクター」をよすがにしこの世界にしるしとして残す絵画であると言えます。
宏美は東北初、そしてこれまで実現していなかった組み合わせの作家による展覧会をこの機会にご高覧ください。


◎会期:2020年6月2日(火) − 14日(日)
    11:00-19:30、日曜及び6/13土曜は17:00迄
    月曜休廊 入場無料

◎会場:Gallery TURNAROUND
  980-0805 仙台市青葉区大手町6-22-1F
  仙台市地下鉄東西線大町西公園駅〜徒歩5分

※トークについて、コロナ対策から下記の通りとさせていただきます(6/12更新)

swimming トークイベント
「こんな時だから絵の話をしよぴ?」

6月13日(土)17:00~ 約2時間


登 壇:宏美、門眞妙 
聞き手:松崎なつひ(宮城県美術館学芸員)
進 行:関本欣哉(TURNAROUND)

・定員5名予約制(県内又は隣県の方に限らせていただきます)
定員に達しました。
・ご予約はinfo*turn-around.jp(*を@に)までメールでお願いします(氏名・ご住所・電話番号明記)
・参加費300円当日
・コロナ対策のため検温、消毒、マスク着用等にご協力お願いします。
・トーク中は密を避けるため展示がご覧いただけなくなります。ご了承ください。

◉ツイキャスにて生配信いたします/視聴料金300円 
 https://twitcasting.tv/c:turnaround/shopcart/9894
 決済方法等は上記リンクからご確認ください。
 よろしくお願いいたします。




プロフィール
宏美 HIROMI

1989年 岡山県生まれ
2014年 倉敷芸術科学大学 芸術学部 卒業。
同年、カオス*ラウンジが主催するポストスーパーフラット・アートスクールに参加。
地方と都心でのアートの違いに違和感を持ち、東京と地元岡山の両方で展示を試みる。

展示歴
2015年2人展「アイドルの終わりの為の手紙をめぐる物語」(友人の部屋/東京)
2016年2人展「アイドルの夜」(DESK/okumura/東京)
2017年個展「岡山→東京」(新宿眼科画廊/東京)
2018年個展「東京→岡山」(OF/岡山)
2018年2人展「interface」(新宿眼科画廊/東京)
2018年グループ展「カオス*ラウンジXポタテックドリーム」(中央本線画廊/東京)
2019年個展「木と森」(新宿眼科画廊/東京)
2019年個展「木と森」(OF/岡山)
2019年グループ展「TOKYO2021」(TODA BUILDING/東京)
2020年グループ「3月の壁 ――さいのかわら」(ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ/東京)

https://h-hiromi-me.tumblr.com/

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門眞 妙 Tae MONMA

1985 宮城県仙台市生まれ
2009 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
現在 宮城県仙台市在住

アニメ的な少女のキャラクターと精緻な背景描写の絵画表現を中心に活動。
言葉にできない「感情」「時間」「一瞬」の集積と、この世界との和解を描く。
キャラクターの姿をした「人」としての少女のアップデートを続ける。

主な展示に、個展「きみは天気」(2019)、「時間を止めてください」(2019)、「かみさまのかたち」(2016)、「美しい ending」(2013)、「ドラマ」(2010)、「だけど、忘れられる」(2009)いずれも新宿眼科画廊 /東京にて。
その他の主な展示に、「めがねと旅する美術展」(青森県立美術館/島根県立石見美術館/静岡県立美術館/2018-2019)、「ニュー・フラット・フィールド/仮留めの地」(デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ/東京/2017)「あなたと海のあいま、通り過ぎてゆくすべて」(塩竈市杉村惇美術館市民ギャラリー/宮城/2017)、「わたしが彼女を見た瞬間、彼女はわたしを見た」(新宿眼科画廊/東京/2015)、「floating view 2 トポフィリア・アップデート」(新宿眼科画廊/東京/2011)、「Mr.のChildren2」 (青井画廊/大阪/2010)「Mr.のChildren」 (HidariZingaro/東京/2010)「カオス*ラウンジvol.2」 (moarag garage/東京/2010)など。

https://taemonma.tumblr.com/


DM 大判ハガキサイズ

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[新型コロナウィルス感染症対策](5/26更新)

・マスクの着用をお願いします。
・入口で手指の消毒をお願いします。
・室内定員5名とします。スタッフ判断によりお待ちいただく場合もございます。
・2メートルの間隔をあけ静かにご鑑賞ください。
・長時間の滞在はご遠慮ください。
・換気のため戸を開け、店内定期的に消毒してまいります。
・恐れ入りますが、体調が優れない方、2週間以内に特定警戒都道府県に行かれた方はご無理のないようにお願いいたします。
・入口にて検温にご協力いただく場合もございます。
・カフェ営業は状況をみて判断します。

可能な限り、Instagramで会場写真を発信していきます。
https://www.instagram.com/galleryturnaround/
作品、グッズ共にオンラインショップでの取り扱いも検討中です
https://shop.turn-around.jp/

ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。



外部サイト/ご紹介頂きました
●美術手帖
https://bijutsutecho.com/exhibitions/5914

●月刊美術批評WEBマガジン「レビューとレポート(みそにこみおでん)」
レポート:松崎なつひ(宮城県美術館学芸員)
https://note.com/misonikomi_oden/n/nabd67aad22a5


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宏美 門眞妙 二人展 「swimming」
Gallery TURNAROUND,2020
photo by Koiwa Tsutomu


主催 TURNAROUND
助成 (公財)仙台市市民文化事業団